やなぎ農園　柳大輔（Age.33)

『ツートンカラーの白ねぎ』　

柳さんの白ネギ　柳大輔（Age.33)

きれいな白ねぎが畑で気をつけをしているみたいに整列している様に見えた。

神戸市西区岩岡町にある柳さんの白ネギ畑。黒いつなぎのシックな姿で名刺を交換させていただいた。

前職はゲームソフト販売店の店長。３年前まで従事していた。

スマートフォンのダウンロードゲームアプリの流行と共に販売店の売り上げが落ち込み、会社自体の業績が悪化していった。農業に転職することを決め農業学校に１年通った。

それから開業し２年目、まじめで几帳面な性格。性格が畑にも表われることを感じた。

ちょうど整地の途中だったので作業を見せていただいた。エンジンをかけると共に顔つきがガラリと変わる。丁寧に一列一列整地をしていく。

収穫した白ネギを見せていただいた。緑と白のきれいなツートンカラーに

「このツートンカラーの境目がきれいな白ネギがランクが高く、売れるんです。」

こだわりの白ネギを作るには、農業に関する事をすごく勉強し、今でも毎日が勉強という。

身体を使い作業する農業。

野菜を作る大変さ、また作った野菜のおいしさを体感すること、知ることで栄養や知識に興味がわいてくる。

今の子供たちには、この体感することで生まれる何かが足りていないような気がする。

例えば、小学校、中学校の臨時講師に農家の方を迎え講義をしていただくのはどうか。

生産者の声や、体感することで子供たちの興味を誘い、食育につながるかもしれない。

自然のありがたみや、食物、食べられることへ感謝すること。

心を込めて「いただきます！」を言える毎日でありたい。